内気な風景

本・映画・音楽etc.偏愛する(ややユーラシア大陸東寄り)ひと・ものについて。併設:「脳内妄想劇場」

<< March 2018 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>

一定期間更新がないため広告を表示しています

| | - | - | - |
久しぶりの更新が重い話なので、葵さまにもドン引きされたに違いないと思っておりました。

葵さまを悩ませているのがどのような問題なのか、想像もつきませんが、きっと粘り強く解決への道を辿られていることと思います。

久しぶりに穏やかな大晦日と正月を父と過ごせたものの、先月の5日に母のいる施設より、母があと2週間持つかどうかとの連絡が入りました。
危篤状態が続いた後、13日の未明に息を引き取りました。
病院ではなく、施設での看取りを希望したので静かな最期でした。
父が望めば、私は何日でも施設に泊まり込むつもりでしたが、父が規定通り「呼吸停止を確認」した時点で連絡をくれれば良いと言ってくれたので、母の様子を何度も見に行きましたし、母の3人の妹にも既に意識は無い母に最後のお別れをしてもらったりはしましたが、基本的には携帯電話を傍らに置いて「待つ」だけの日々でした。
よく眠り、よく食べ、ドラマを観て顔をしかめたり笑いこけたり、フツーに過ごしながら、母の死の知らせを待ちました。
葬儀場の仮申し込みをし、隣の市にある菩提寺に連絡を済ませた二日後の夜中の3時半に施設から連絡をもらいました。ぐっすり眠っていたはずなのに、枕元の携帯電話にワンコールで出ました。
母は20年以上患った病(アルツハイマー症)からようやく解放されました。
私と父は・・・・・
| 18:52 | - | comments(1) | - |
父は早目の昼食に年越し蕎麦を食べて、知人の葬儀に出かけて行った。父の手術以後、私が「節約!」を念仏のように口にするようになったせいか電車と徒歩で行くと言う。「雨も降っているから、行きも帰りもタクシーを使えばいい」と私が言っても聞かず。
「風邪でも引いたら・・・」の言葉を飲み込んでそのまま送り出した。
一昨日言い争いになり激昂した父に殴られたばかりだ。すぐに手が出る父に私は「防戦」するが、かわしきれない時がある。
私がホビット族なのは明らかに父からの遺伝で、老いた父は私より「小さい」が、手加減無しで殴られるとかなり痛い。殴られた右耳あたりがまだ痛む。
激昂して殴りかかる時の父の顔を見る度に「認知症」の三文字が頭をかすめ、興奮の余り脳出血でも起こしたらと青ざめるが、その一方で私に向かってくる父の気力や体力に驚かされる。こんな父だから癌の手術も乗り越えられたわけだ。
今日の葬儀も亡くなったのは父よりも年下の方である。既に七人の兄と二人の妹を亡くし、年下の知己にも次々に先立たれている父の心境は如何なるものやら。
殴られていちいち根に持っていたらこのじーさんと親子をやってはいけないと、思えるのも年末だからだろう。
去年父は年越し蕎麦もろくに食べられなかった。今年はおおぶりのかき揚げをのせた蕎麦を瞬く間に完食した。去年の話をすると、恐ろしいことに「去年もいつもの年のようにちゃんと食べた」との返事。「嘘」ではなく、本当に何も覚えていないのだということは承知しているから、恐い。
去年の大晦日、確かに私は「来年の今日、父はこの世にいるまい。」と思っていたので、今日父が家にいるのが何とも不思議だ。
母も11月頃から「いつ逝ってもおかしくない」状態が続いている。
どちらかの親を、もしかしたら両親を見送られねばならないと覚悟していた年が暮れていく。
今は静かに新しい年を迎えられることのありがたみを噛み締めていたいと思う。来年こそどうなるかはわからなくても。

今夜は録画がだいぶたまった『100分de名著』を観ながら過ごしている。とても全部は観きれないが。
最新のスタニスワフ・レムの『ソラリス』、タルコフスキー監督が映画化しているのに敬遠して観ていないし、原作も読んでいない。
放送の中で、朗読されている部分を聞いて、難解さに唖然とする。
映画も原作もスルーしたのは正解だったと妙に納得する。観ても読んでも私の頭では到底「理解」できなかったはずだ。
何故「理解」できないかがわかっただけで大きな収穫だ。これで安心して原作が読める。
それから、原作と映画のラストの違いを聞いて、同じ監督の『ノスタルジア』が「理解」できないのに大好きな理由が何となくわかって、これまたスッキリした。

今から近所の神社に初参りに父と行く。出かける前に必ず一悶着あるのが恒例だが、さて今年は?
| 23:35 | - | comments(1) | - |
「さて、全62話の放映が終了しましたが、ご感想は?」
「Tちゃん、やめてよ、テレビのリモコンを顔の前に突き出すのは。まさかマイクのつもり?」
「固いこと言わずに、どうぞ一言。」
「あ〜、え〜、無念の表情がアジアナンバーワンに美しい武将を演じてくださったウォレス・チョン氏に、謹んで感謝状を捧げたいと思います。貴方のおかげでTちゃんと再会することができ、また脳内妄想劇場も再開できました。謝謝!!!」
「それだけ?」
「それだけって、画期的な『事件』だったじゃない。」
「韓流から華流に乗り替えるんですか?」
「いや、それは無い。無理だよ、韓ドラにこんなに手こずってるあたしに華流までは。ウォレスさんともこれが最初で最後だね。北斗将軍だけで充分。」
「二人が結婚した後はほぼスルーしましたもんね。」
「うん、あそこまでが精一杯。その後モモちゃんの墓ができた時はスリッパ、じゃなくてサジ、いやレンゲ投げた。モモちゃん亡き後のキタさんたらドレットヘアになっちゃったろ。あれで一気に愛が冷めたぁ。結い上げた髪にお団子をちょこんとのっけたあの髪型だからガクブチが映えたのに。」
「死んだはずの白桃姫が現れて再会した翌朝には元の髪型に戻ったじゃないですか。」
「そう、久しぶりのスキンシップの後ね。今回は『燃える炎』の演出無しの『熱い一夜』でした。あの編み込みヘアからお団子ヘアに直すのたいへんだろうに、、あっという間の早変わりだった。」
「二人の愛は再燃しても、御所さんの愛は戻らなかったわけですか。」
「ガクブチも激減したもん。」
「そのわりには嬉々として書いてたじゃないですか。」
「え?ああ、オリジナル脚本第四弾か。」
「何を始めたかと思えば、まさかのラブコメ編の続編で。」
「モモちゃんを亡くしたと思い込まされたキタさんのやつれ具合を見たら、死んだはずのモモちゃんが生きていたら、ってストーリーが浮かんでね。」
「それも、キタさん以外のひとの子供を身ごもっていて、その子を出産した時にホントに死んじゃう、って韓ドラみたいな話だから驚きました。」
「ふっふっふ。これぞ愛の試練。キタさんと姫はどーするか。ラブコメがシリアスに反転するのも面白いじゃん。」
「死んだと思っていた最愛の人が生きていると知った時に、素直に喜べる人間ばかりじゃないかも、ってムズカシイ顔してましたけど。」
「新しい恋人や伴侶ができたのに今更困った、とかいう話ではなくて、たとえまだ独り身であっても何か複雑な心理を抱えるケースもあるんじゃないのかねぇ。何とか無事を知らせようとしたけど支障があってできなかったというなら話は別だけど、モモちゃんみたいに意図的に隠した場合はどーなんだろ。嬉し涙が乾いた時に、許せない気持ちが生まれたり、わだかまりが残ったりしないのかな。」
「物事を斜めから見るとロクなことないですよ。第五弾は心理サスペンスですか?よくもまあ次から次へと妄想が広がりますこと。あ、最終回に憤慨してたのは?。」
「早い話、最終回の見せ場は若君の最期じゃん。なのに、またモモちゃんが・・・ 結局このドラマにハマりきれなかったのは、ヒロインの行動に共感できなかったからだね。やたら命を投げ出したがったり、『私といると貴方が不幸になるから、死んだフリしてました。』ってヒロインぶるとこが好かん。」
「前にも言いましたけど、ヒロインがヒロインぶるのはあたりまえでしょ。全くへそ曲がりなんだから。それこそ、ああいうラストに感動する素直さが無いのが御所さんの欠点です。」
「ふん!何度も何度も、『二度と離さない』だの『一人で逝こうとするな』ってキタさんは言うしさ、もー耳にタコどころかスルメができた!スルメが塩辛になりそう!!だいたいモモちゃんと会ってからキタさんは災難続き、モモちゃんはやっぱ妖女なんだよ。モモちゃんがあんな目立ちたがりじゃなくて、もっと控え目な女性なら事も大きくならなかったんだ。晋の皇帝と皇后になりました、メデタシメデタシ、っていかないよ。モモちゃんがいる限りトラブルは絶対無くならないと思う。」
「そんな風にドラマの根幹を否定するようなことばかり言ってたら、ホントに観るドラマありませんよ。ところで、御所さん、録画してある59話分をどうするんですか?」
「そーなの、それよ、どーしたもんか。キタさんのガクブチがある回だけ残すにしても、そのチェックが面倒。」
「でも早く何とかしないと、ハードディスクの残量わずかです。お正月にやる『孤独のグルメシーズン6』一挙放送とかが録画できなくなりますよ。」
「あうう、『朝まで!ドキュメント72時間』の放映迫ってるじゃん。他にもドラマ以外に録画予約してるのいっぱいあるのに。妄想練ってる場合じゃない!! Tちゃん、そのリモコン返して。」
| 22:14 | - | comments(0) | - |
「御所さんたら、また『陸王』の最終回をリピート観して泣いてる。」
「あうう。全部想定内だといえやっぱ泣ける。韓ドラとはまるで違うスタンスに安定感あるもん。ヒール役の言い分にも結構説得力があるしさ。しかも恋愛パーツ一切無しでもこんなにも盛り上げられるのはホントに立派だよ。」
「御所さんて、韓ドラに容赦無いわりには、ベタなレベルでよく泣きますよね。」
「あたしは元々涙もろいの。この選手、えっと茂木君だっけ、これってスゴい難役だなぁ。基本的に走るシーンばっかであとは表情芝居しかないじゃん。最初の頃は「はよ、『陸王』を履かんかい!」とイライラしたけど、彼がいかに走ることに人生の全てをかけてるかが伝わってくると、単に優柔不断なわけじゃないとわかってきて、悪役メーカーの「甘言」に揺れるのも責められないなと。あ、最終回は台詞芝居も多かったけど。かなりのグッドヴォイスだから許す。ふふふ。」
「あら、短気な御所さんにしては珍しい。つまり、王子愛が芽生えたってことですか?」
「こんなわかりやすい状況じゃ妄想の入り込む余地が無いじゃん。あたしの王子愛の発露は、妄想を掻き立てるガクブチの発見にあるんだからね。Tちゃん、長い付き合いなのに、あたしの目、ハートマークにはなっちゃいないだろが。」
「腫れぼったい一重マナコのままですね。」
「ガオっ、腫れぼったい、は余分!」
「ま、長いお付き合いですから、おほほ。さて、久しぶりに韓ドラの話題でも。隣のコンビニで肉まんとあんまん買ってきましたから、食べながら。」
「肉まんとあんまん、両方買ってきてくれるとこ、長い付き合いだよね。えへへ。」
「チビの大食いが復活して良かったのか悪かったのか。」
「韓ドラの話をする時は他と違ってエネルギー要るしさ。放映されてる韓ドラはたくさんあるけど、そこからあたしが苦手な『我欲や嫉妬のために主人公が艱難辛苦を味わう』やら『陰謀の果てに全てを失った主人公の壮絶な復讐』やら『出生の秘密がからんで人間関係がグチャグチャ』話を除外すると、殆ど観るものが無いわ。コチュジャンとニンニク抜きの韓国料理を探すのがムズカシイ、みたいに、『複雑あるいは不幸な生い立ち』『企業も警察も裁判所も病院も隠謀と隠蔽の巣窟』『嫉妬と悪意と偏見に翻弄される恋愛』の要素が無いとドラマとして認定されないのかね、韓国では。」
「今録画予約してるのは『結婚契約』『魔女宝鑑』『じれったいロマンス』の三本でしたっけ?『結婚契約』は御所さんのご贔屓のユイちゃんが出てるからでしょ。」
「うん。ドラマで初めて観た時に『意地悪なアイドル』役だったんだけど、まさかホントのアイドルとは知らず。でも、何か応援したくなるアガシでさ。彼女の出演作は結構観てる。面白かったのは無いけどね。いひひ。」
「御所さんが気に入った韓ドラってまだ片手の指くらいの数しかないですもんね。」
「でも、彼女は財閥の令嬢から、これみたいな薄幸のシングルマザーまで幅広い役をこなしてるからエライわ。あたしは韓国俳優さん達の「演技力」についてはノーコメント主義なんだけど、観る側の情感に訴えるモノを持ってると思うよ、彼女は。それよか、王子役はイ・ソジンさんなんだけど、彼クラスの男優さんでも、未だに『財閥パパに頭が上がらず、結婚相手も自分の思うようにさせてもらえない妾腹の御曹子』をやってるのがねぇ。こんな役はもっと若いか、キャリアの浅い男優さん向けじゃないの、これも韓ドラ観ててよく感じることだけど。」
「韓ドラでは、まずは誰かの息子や娘であることが、最大のアイデンティティーなんでしょうか。」
「日本の同世代の男優さん達が演じているのは、たとえ生い立ちがどうであれ、『イイ歳をした大人』として、社会人、職業人としての立場や、あるいは誰かの夫や誰かの父親としての役割を担った役柄だよね。これってやっぱ『お国柄』の違いなのかなぁ。日本のドラマじゃ、『御曹子』なんてギャグのネタ的な扱いしか受けないけど、韓ドラでは絶対的な価値がある特権階級だもん。」
「最近の韓ドラのヒロインにシングルマザーが多いのは、王子を一足跳びに『大人』にするための仕掛けなんでしょうか。」
「一足跳びどころか、階段三段飛ばし駈け上がりだよ。でも、結局王子の成長物語じゃなくて、単なるシンデレラストーリーになっゃうよね。」
「視聴者の願望がそこにあるってことでしょ。王子が地位や財産を手放して庶民の暮らしを選んだら、姫が苦難に耐えた意味が無いと。」
「親が許せば、それでハッピーエンドなんだね。えっと『魔女宝鑑』はあたしのオールタイムベストムービーの一つの『冬の小鳥』のセロンちゃん主演と聞いて観てみたんだけど、もー驚いた。」
「驚いた?」
「あたしも、韓ドラに鍛えられて、たいていの内容には驚かなくなってるけど、とにかく暗いのよ、このドラマの雰囲気が、ドッ暗いの。黒魔術の話だから暗いとかそーゆーのとは違うの。メインキャストはみんな真面目で必死なの、真面目で必死過ぎて、笑いも息抜きが無くて疲れる。みんなして眉間にシワを寄せてんだもん。姫と王子のラブストーリーも一体どこにあるのやら、って感じ。どー観ても、第二王子に肩入れしたくなる展開なんだよ。」
「第二王子に肩入れしてるんですか。」
「いや、そうじゃないけど、あまりにも第一王子の影が薄すぎて。はっきり言って、姫の影も薄い。いっそ、ヨム・ジョンアさんとイ・ソンジェさんの大人同士の恋物語にしてくれればいいのに。黒魔術と白魔術の対決になっちゃうけどさ。」
「ソンジェさん、ここのところ、ドラマでちょくちょく拝見しますわ。」
「余計なお世話だけど、俳優さん達、演じてて楽しいのかねぇ、こーゆードラマ。」
「御所さん、その手の台詞、よく口にしますよ、韓ドラで。」
「だってさぁ、仕事とは言え、こんな役、演じてるのしんどくないかなとか、って思う時ない?撮影現場が盛り上がることあったんだろうかとさ。悪役や敵役で、ここまでフリ切ったら気持ちいいかも、とか思う段階はとっくに過ぎたね、あたしは。韓ドラのヒール役って、ただ傲慢で自己チューなだけで、人間造形が浅薄なのが多いから気の毒に感じることの方が多い。韓国特有の『恨(はん)』は単なる恨みじゃないというあたしの認識が間違ってるのかな。」
「やっぱりアレが『恨』なんでしょう。日本のドラマなら十話程度で済みますけど、韓ドラは長いのが多いから、演じるモチベーションを維持するのがたいへんそう。って、ドラマ観る時にそーゆー余計なこと考えるの止めましょうよ。」
「あたしだって、『余計なお世話』なんてイヤなんだよ。ブツブツ・・・ これならヘラヘラ笑って観られるかも、の『じれったいロマンス』だけど、『高潔な君』のロングバージョンだった。」
「王子が同じ男優さんなんですね。」
「かなりインパクトのある容姿の方なんで、最初は視野からどうしてもはみ出しちゃったけど、だんだん目が慣れてきた。キム・ウビン氏の時と同じ。わはは。」
「じれったい話は御所さんには鬼門でしょうに。」
「じれったさより、姫の鈍さにイライラしてま〜す。特に第二王子に対する鈍さは、犯罪的とすら言えましょう。」
「ただの友情であそこまでしないですもんね、ナムジャが。さんざん世話になっておいて『イイひとがいたら付き合いなよ。』なんてシレッと第二王子の純愛に五寸釘打ち込む姫。」
「主役カップルの成り行きより、第二王子の雑な扱われ方や横恋慕姫の仰天な言動の方が気になって仕方ないのも毎度のこと。」
「ということで、結局三本ともまともに観ちゃいないってことですね。」
「来年こそ巡り会いたいものです、心安らかに楽しめる韓ドラに。それが無理ならせめて、脳内妄想劇場の主役に相応しい王子に。」
| 20:22 | - | comments(0) | - |
録画しておいた『奥様は、取り扱い注意』の最終回を観た。何とも中途半端でビミョーなドラマ。「??」な結末を別にしてもだ。
初回を観た時、アンジェリーナ・ジョリー(名前、違っているかも)とブラッド・ピット(こっちも不安)の共演作『Mr.&Mrs.スミス』(これも怪しい)を連想した。そういう視聴者は少なからずいたはず。映画を観てない私でも記憶しているくらいの話題作だったから。
でも、大いなる勘違い、贔屓の引き倒しで終わってしまったわけね。
グレアム・グリーンやジョン・ル・カレやブライアン・フリーマントルのエスピオナージュを昔好きで読んだので、この手のネタは嫌いじゃないが、映像化するならシリアスかコメディか、どちらかに徹して欲しい。
このドラマ、てっきりコメディだと思ったのに、途中からドーンが暗くなって。そーくるならラストにはよほどの大盛り上がりがあるんだろうと思ったのにさ、あの「抽象的な」思わせ振りは何だ!?
一番気になったのは、ヒロインは、優しい「夫」との平穏な暮らしよりもスリルを求めると言う話の流れ。あれはスリルじゃなくて、単なる暴力に対する嗜癖でしょうが。そーゆー話は映画にしてよ。
それにしても、西島さんはすっかりアクション自慢の「公安」俳優になってしまって、ホントに残念。
欧米のエージェントものは大好きでよく観るけど、日本の公安ものは何故いつも貧乏臭いのだろう。「公安」の単語が出てくるだけで、後ずさりしたくなる。
私は以前の西島さんが漂わせていた儚さや危うさが好きだった。儚さ、危うさを纏っていても、けして一線は越えない、ダークサイドへは落ちない、そーゆー「ただ者じゃないただのひと」みたいなところや、肉体性の希薄な雰囲気を愛していたのに。
だけど、ラストシーンで、拳銃を構えてヒロインに「動くな」と言ったあの声音はやっぱり素敵。うふ。


図書館で借りた『20の短編小説』を読了。20の内半分近くは初めの数行で止めてしまった。元々好き嫌いは激しいが、最近は「我慢してとりあえず」読んだり、観たり、聴いたりすることを一切しない。
20篇の小説の内大半は印象に残らないものだが、『20光年先の神様』(木皿泉)これひとつだけで、この本を読んだ価値は充分。
主人公が最後に祈った言葉、「みんなが、私のことを許してくれますように。そして、私が、みんなのことを許せますように。」で落涙。電車の中で読んでいたので慌てて、涙を拭った。


このところ、すっかり行きつけの店になったデニーズに、ドリンクバーが導入された。
おかわり自由のコーヒーを毎回三杯飲む私としては大歓迎だが、コンビニの「セブンカフェ」のマシーンが併設されているのにはちょっとビックリ。
この店に来るまで、デニーズとセブンイレブンが同系列とは知らなかった。世間の流れにますます疎くなっている。
今は承知しているはずなので、ビックリも無いが。セブンイレブンのコーヒーは、明らかにそれまでのおかわり自由のコーヒーより美味しいから良いのだけど。
実は、前回レジにnanacoカードを忘れた。その旨を告げると、「レシートはあるか?」と聞かれたので、「処分してしまった」と答えたら、「セブンイレブンの本部に電話して何たら番号を聞いてくれ」とのこと。住所や電話番号で照会してくれるか、せいぜい身分証明書の提示で済むかと思っていたので唖然とする。ダメ元でバッグの中を探ったら、セブンイレブンのレシートが一枚出てきた。これでもオーケーだそうで、ようやくカードを返却してもらえた。ズボラさが幸いすることもあるのだ。
一安心して、抹茶白玉小豆ミニパルフェを注文した。いつもはただの「抹茶白玉小豆」なのだが、今日はドリンクバーオープン祝いのつもりで。しかし、「あいにく本日は白玉を切らしておりまして。代わりに抹茶アイスかバニラアイスを一つ追加させていただくでよろしいでしょうか。」と言われる。本日はなかなかハードルが多そうだ。白玉が無いのは極めて残念だが、他を考えるのが面倒なので、「じゃあ抹茶アイスをお願いします。」と返事した。そう言えば、以前洋梨のデザートを頼んだら「洋梨のソルベを切らしておりますので、代わりにカシスのソルベでもよろしいでしょうか。」と言われたこともあったっけ。
白玉抜きのミニパルフェは、小豆が乗ったアイスクリームに格下げされて、今の時期にはゴールド過ぎたと後悔する。
さて、期待のドリンクバーだが、水を注ぐ段階でいきなり躓く。水が出ない。あたりに店員さんの姿が無いので、コーヒーを先にする。この段階ではまだ「セブンカフェ」のマシーンの存在に気づいていなかったので、他のファミレス等にもあるようなマシーンでカフェラテを選ぶ。
が、カップの半分くらいしか入らない。こんなものか、と席に戻って飲んでみたがカフェラテじゃなくてラテ抜きカフェ。操作を間違ったか。後からスチームミルクが出るかとしばらく待ってはみたのだが。先ほど「セブンイレブンの本部に電話しろ」と言われた時の動揺が残っているし、やはり店員さんが近くにいないので、カップ半分のラテ抜きカフェを急いで飲み干し、ドリンクバーに再度行く。今度は店員さんがいたので、水の注ぎ方を尋ねた。「グッとレバーを押してください。かなりの力が要ります。」
やり方は間違ってなかった。ホントにかなりの力が要る、だけ。
水をクリアした後、今度は紅茶をポットで入れることにする。ポットを取り上げて蓋を取ろうとしたら意外に力が要り、はずみで蓋を床に落としてしまう。近くにいた店員さんにお詫びして片付けてもらう。
湯を注ごうとしたら、その店員さんに「お湯の注ぎ口はそこではなく、こちらです。」と教えられる。ポット用には「ボタンを二度押せ」と書いてあるので、やってみたら、またもや店員さんに「続けて押したらダメなんです。少し間を置いて二度目を押してください。」と注意される。良かった、セブンイレブンの本部に電話しなくても教えてもらえて。
しかし、今日はまるで「障害物競争」みたい。次から次へと・・・
席に戻ってから、ついでにカフェラテの入れ方を聞けば良かったと、思わず振り向いた時に、「セブンカフェ」のマシーンがあるのに気づいた。これなら迷わず使えると思ったので、紅茶の後は直行した。
確かに今度は自力で入れられたが、やはり量はカップ半分程度。これが適量なんだ。二度押ししては、カップから溢れそうだし。今後はコーヒー類は諦めて、ティーのポット利用にするしかないか。カップにナミナミ注がれた飲み物でないと気がすまないのだ。だから、実は今まで店員さんがついでくれたお代わりのコーヒーの量も不満な場合が多かった。いや、外で飲む大抵のドリンクの量には不満。どこもカップの八分目とか、マニュアルで決まっているのかもしれない。
不満と言っても金銭的な理由ではなくて、とにかく大量の水分を体が要求するから。本音を言えば、カップもマグサイズのものにして欲しい。値段が少々高くなってもかまわないので。
おなじみの味のコーヒーを飲みながら、「理想のドリンクバー」について考えてみる。が、そんな事より、今後nanacoカードをレジに忘れないようにする方が大事のような気がして今一つ気が乗らない。
もう一つ非常に残念なのは、今回の期間限定のデザートが「リンゴ特集」であること。
パパイヤ・抹茶・巨峰・洋梨と毎回楽しみにしていたのに。リンゴは嫌いではないが、「甘く煮たリンゴ」は苦手。ご丁寧にも「蜂蜜入り」とはね。
だから、抹茶ものを頼んだのに、白玉抜き、ってリンゴの嫌がらせなのか。ドリンクバーより、nanacoカードより、リンゴこそが優先すべき課題なのか。
それと、パンケーキのカロリーの高さを念頭から消したい。私は流行り(我が町にはかなり遅れてブームがようやくやってきた)の「専門店のパンケーキ」よりデニーズのパンケーキの方が断然好き。でも、カロリーを気にして三段は回避し、二段で我慢する。滅多に食べないが。
体重が37キロになってビビったのが夢のよう。
メニュー表を見て、フレンチトーストのカロリーにもギョッとしたが、一番スゴいのはクラブハウスサンドである。千キロカロリー越えなんだもん。
「もっと太りたい」Rママはいつもこれを注文するそうだ。でも、超少食の彼女は食べきれないので、残りを私にくれる。Rママとデニーズに来たのは二度しか無いが、二度ともそうだった。カロリーを知ってしまった以上、三度目は断るつもりなのだが、その機会がなかなか無い。断りますよ、次は絶対に。
デニーズのメニューにやたら詳しくなっても、何だか裏寂しい気分になるだけ、の師走である。
| 23:34 | - | comments(0) | - |
<new | top | old>