内気な風景

本・映画・音楽etc.偏愛する(ややユーラシア大陸東寄り)ひと・ものについて。併設:「脳内妄想劇場」

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8月をスッとばかして、9月も今日で終わり。あわわわ。
夏風邪後はお元気になられましたでしょうか。
私のこの夏は「汗との闘い」の一言に尽きました。ふ〜っ。
元々子供の頃から大汗かきで、冬でも汗にはさんざん悩まされてきましたので、猛暑やK年期にも今更慌てやしません。夏は人の3〜4倍の汗を放出する自分の気前のよさ、いや人体の不思議に感心してました。
しかし、今年はノンキに感心してる場合じゃなくなりました。
春からずっと顔にアトピーのような症状が出て難儀をしていたのですが、暑くなり汗が増えてきたら首や胸元が赤くなって痛痒くなってきまして。汗疹?!と思う間もなく紫外線を浴びると更に悪化。紫外線過敏症?!! すると、下着やTシャツの襟に沿って真っ赤なラインが。化繊アレルギー?!!!
頭から全身に水を被ったような大汗と、わけのわからない湿疹や出来物に苦しんでいるうちに夏が終わってしまいました。
残暑が長引いているので「顔のコンデション」はなかなか回復せず、秋の花粉が飛び始めてしまったので、気分はなかなか上向きになりません。
引きこもりに近い暮らしをしていても、「顔のコンデション」は大事なんだと痛感しましたわ。

『ヒーラー』を楽しめたなら、きっと『キルミー・ヒールミー』もケンチャナでしたでしょう。
私は事実上リタイアしてしまいました。私にとっての「韓ドラの逆ツボ」が多すぎた作品でした。チソン君はヒロインよりも可憐で乙女でしたが、涙の大安売りにはいささか興醒め。
この夏観た韓ドラは、ちょうど日本版の放映があった『ミセン』と、スルーするつもりが、思いがけなくイ・ジュンギ氏とイ・スヒョク氏の「怪演」に魅せられてしまった『夜を歩く士』です。
両方とも、最終回でカックンさせられたのが残念でしたが、「顔のコンデション」が整ったら感想を書くつもり、な予定は未定のいつものパターンです。
それと、もうすぐ最終回ですが、『2度目の二十歳』を録画しています。他の男と結婚してしまったヒロインを20年間片想いし続けただけでなく陰ながらフォローし、再会した後もそのスタンスを崩さずにいる愚直な王子の姿を見ると、「相思相愛なのに、相手のために黙って身を引く」という自己陶酔的かつ欺瞞に満ちた方法で「純愛」を表現しようとするドラマが大の苦手な私は、一種の懐かしさを覚えるのであります。王子に惚れはしませんがね。いひひ。
嗚呼、それにつけても顔が痒〜いっ!!!!!
| 22:57 | - | comments(1) | - |
第14話まで、視聴いや早送り済み。
うーむ。これドヒョンが自分の過去を探るために多重人格障害のフリをしている、という設定の方が良かったんじゃないかしら。双子の兄弟がいた(さすがに七つ子とかは無理だけど)でも、瓜二つでも。それかせめて二重人格に留めておくか。不幸の分量や抑圧の大きさを人格の分裂の数で表現してるわけ?
幽霊に憑依されて、子供になったり犬になったりするゴンシルのノリと同じに見える。
いろいろ詰め込み過ぎで、ただただ息苦しい。緊迫感じゃなくて、酸欠で。
シリアスドラマにコメディタッチを所々に散りばめてみました、一粒で二度美味しいでしょ、お得でしょ感も鬱陶しい。
リジンもドタバタしてるだけだし。ファン・ジョンウムさん、『秘密』の時は、甘ちゃん王子のチソン君を遥かに凌ぐ存在感だったのに。精神科医のパロディと、不幸な生い立ちのか弱きヒロイン、のダブルスタンダードが噛み合ってない。
ジヒョンの時のチソン君の可憐さに、未練があるからリタイアは何とか踏みとどまってるけど。もー早くケリをつけて頂戴な。

それにしても、ドヒョンのお婆様、いや財閥の女帝役のキム・ヨンエさんの迫力がスゴい。まばたきレスで激昂するヨンエさん、滅茶苦茶恐い! 以前にチソン君と共演した『ロイヤル・ファミリー』でも女帝役で、あの時も恐かったが、ますます磨きがかかってる感じ。
怒り狂っているヨンエさんを観てると、「首をはねよ!」が口癖の『不思議の国のアリス』のハートの女王を思い出す。
韓国の俳優さんは、血管が丈夫じゃないと務まらないわよね。老若男女問わず、キレキレ芝居を要求されるもん。脳の血管が切れてしまうのではと、いつもハラハラする。やっぱりカプサイシンが効くのかしらね、血管には。
| 23:53 | - | comments(1) | - |
『主君の太陽』の主役カップルはソ・ジソブ氏とコン・ヒョジンさん。ヒョジンさんは、「嫌味なくらい健気で、愚かなまでに純真無垢な」ヒロイン役のせいで、ずっと苦手な女優の一人だったけど、『最高の愛』を観ていきなり好感度アップ。健気路線に変わりはなくても、腹をくくった女は潔く、何より物欲しげでないのがグッド。
韓ドラヒロインの何が苦手って、(そーゆー演出なんだろーが)「私は何一つ望んではおりません!」風なこと言いながら、全身から「あたしにかまって、かまって」オーラが滲み出ていることだもん。「探さないで」と置き手紙して身を隠すタイプ。
でも、『主君の太陽』でのヒョジンさんは、「物欲しげ」オーラ全開で、そこは少々残念。役柄の設定上仕方ないと理解できても。
ヒョジンさん扮するゴンシルは、山で遭難して3年間の昏睡後目覚めたら「幽霊が見える」ようになってしまい、そのせいで大学も中退、まともに働くこともできず、引きこもり同然にひっそり暮らしている。彼女はただ幽霊が見えるのではなく、幽霊に頼み事をされてしまうため、「日常」を幽霊に乗っ取られまいと、幽霊から逃げ回っているのだ。時には幽霊に憑依までされてしまうので、慢性の睡眠不足に陥っている。
「幽霊が見えて話もできる」主人公なんて珍しくもない。「契約結婚」や「入れ替わり」と同じくらいありきたりの設定。そうそう、二人は「シェルター」と「レーダー」の協力関係を結ぶので、一種の契約結婚のようなもの。
このドラマが珍しいのは姫ではなく、王子の方。
御曹司のジュンウォンの身体に触れると、ゴンシルの前に現れた幽霊が消える、この法則が二人を結びつける。
ゴンシルがジュンウォンを追いかけますのは、玉の輿狙いではなく、幽霊から逃れるため、ゆっくり眠りたいがため。ゴンシルにとってジュンウォンは、吸血鬼よけの聖水や十字架みたいなもの。ジュンウォンに抱きつき、しがみつき、しなだれかかるゴンシル。過剰なスキンシップも、肉感的でない(とジュンウォンも言う)ヒョジンさんが演じると嫌らしく見えなくて、そこは彼女の美質か演技力か。
一方、ジュンウォンは「初恋の呪い」のせいで女っ気無しのワーカホリック。
こんな二人が数々の幽霊がらみの事件を解決していくうちに・・・というお話。
「格差恋愛」のお約束で、王子はなかなか姫にひざまづけず、『キャンディ・キャンディ』だの『あらしのよるに』のヤギとオオカミだのを駆使して屁理屈をこねまわす。
恋の駆け引きに、ジュンウォンのトラウマである「裏切られた初恋」の謎解きもからんで・・・なのだが、個人的にはこのエピソードはどうもいただけない。ジュンウォンにも幽霊がらみの事情を背負わせたかったのだろうが、真相が判明してもカタルシスが感じられないし、あんな大それた事件の犯人がアレってどーよ。若き日のジュンウォンを演じているインフィニットのエル君に免じて目をつぶるしかない。
生まれつき以外に霊能力がつくきっかけは臨死体験、というのが定番。ゴンシルのケースもそれで、そこを突っ込むつもりは無い。むしろ、ずっと気になっているのは、ジュンウォンに「幽霊を消す」能力があるのは何故か。彼が追い払えるのは、ゴンシルの前に現れる幽霊だけなのか(ストーリーの都合上はたぶんそうなのだろうが)、他の霊能力者にも有効なのか。幽霊を追い払えるジュンウォンは霊能力者ではないのか。この能力と、失読症になった過去の事件と関係はあるのか。
もしかしたら、肝心なところを見落としてる?あたし。という疑念と不安が三年経っても消えない。
| 22:17 | - | comments(0) | - |
韓ドラのせいで頭ん中、多重人格障害とサイコパスとシリアルキラーがグルグルしている。
サイコキラーと言えば、『クリミナル・マインド』。FBIのプロファイラーチームが残虐なシリアルキラーと対決するドラマで、日本ではシーズン10まで放映されている。
読書による知識に加えて、このドラマのおかげで、人間の妄想と欲望のとんでもなさについて随分考えさせられた。
長寿ドラマの宿命であるマンネリ化のせいで、シーズン7あたりから、ストーリーに奥行がなくなり、殺伐とした印象しか残らない回が多くなったが、プロファイラー達が魅力的な人物である上に、チームワークが微笑ましいほど良いので、文句を言いながらもずっと観ている。
そして、このドラマの楽しみはもうひとつあって、冒頭とエンディングに出てくる、その回の内容とリンクした箴言だ。
最近のサイコキラーブームで、いろいろな映画やドラマの中で引用されるようになった、ニーチェの「お前が深淵を覗き見る時、深淵もまたお前を覗いているのだ。」も、このドラマで知った。

「記憶とは複雑なものだ。真実の親戚ではあるが、双子ではない。」

「忘れたいという願いほど、強く記憶に働きかける力はない。」

「魂が滅びないという教えは、慰めというより脅しである。」

「家族の強さは軍隊と同じ。互いへの忠誠心で決まる。」

「人はしばしば運命を避けようとした道で、その運命と出会う。」

など、思わずメモした箴言が何かの拍子に頭に浮かぶことがある。
長い前置きとなったが、3年前に仕上げるはずだった『主君の太陽』の感想が書けなくなったのは、ドラマを観ている途中で『クリミナル・マインド』に引用されたある箴言が突然頭をよぎり、そこで思考が迷路から抜け出せなくなったからなのである。

基本的に恋愛ドラマは観ないので、私にとって恋愛ドラマイコール韓ドラなのだが、韓ドラの恋模様を観ていていつも思うのが、「何故にこうまでも相手にアドバンテージを取られるのを嫌がるのか。」ということだ。
金持ちの御曹司は庶民の娘に惚れた自分が許せないほど、プライドが高いのか。いや、御曹司のプライドとはそんなに「安い」のか。
惚れた弱味を相手に知られるのが、そんなに恐いのか。
やがて「好きな子を敢えてイジメる」という回りくどい方法をとる王子も少なくないので、短気な私はつい早送りが増える。
『主君の太陽』の王子は、レトリックの限りを尽くして、恋のアドバンテージを死守しようとする。
そんな意固地な姿に可愛いげがあるか否かが、私の王子に対する評価の分かれ目だ。視聴を早送りで済ませるか、じっくり観るかを決めるポイントでもある。
このドラマの王子役のソ・ジソプ氏を(ドラマ以外に映画でもよく観てきたのに)何となく敬遠し続けていたのだが、今回は、超上から目線の王子を実にお茶目に演じておられて、ビッグサプライズ!
たまたま無料放送で観たのを、わざわざスカパーのチャンネル契約をしてまで全編観た次第である。その後すぐにWOWOWでも放映されるというオチがついたが、いじけることなく喜んでもう一度観て録画を残した。
かのごとく、極めて珍しく「熱心」に観ていた私の思考回路をいきなりストップさせた箴言は、以下の通りである。ちなみにこの箴言が「降りて」来たのは、王子が姫に「もっと簡単な女になれ。そうすれば俺はお前を突き放せる。先が見えれば怖くない。」と言った時のこと。

「愛とは自分を滅ぼす力を相手に与えた上で、滅ぼされはしないと信じること。」

滅ぼされはしないと信じる、とは自分自身の固い決意の表れなのか、それとも相手を信頼するということなのか。
ネルーの言葉に「愛は平和ではない。愛は戦いである。武器の代わりが誠であるだけで。」とあるけれど、これなんて直球ど真ん中でつまらない。
『クリミナル・マインド』が引用する箴言はジグザグ変化球だからインパクトがある。
でも、滅ぼすだの、滅ぼされるだの、物騒な話。愛ってデンジャラスなのね。韓ドラにこそ相応しいけど。
韓ドラワールドでは、武器が誠なんて甘いわよ。やっぱり武器はお金でしょ。
目的のためには手段を選ばないから、自滅の素が一杯。相手に力を与えるなんてこと到底できないわ。
相手から奪おうとするのが韓ドラの真骨頂ですもん。あ、韓ドラ定番の「執着」は、相手を滅ぼしたい衝動から生まれるのかしら。そうじゃなくて、相手に滅ぼされたいから?相手もろともに滅びたいから?

とゆーよーな堂々巡りは今度こそ切り上げよう。
『主君の太陽』は、王子が「負けるが勝ち」の心境に至るまでの物語。
さてと、これでようやく本題に入れる、はずだ。
| 05:11 | - | comments(0) | - |
もっと前に出逢えていたら、惚れてしまったかもしれませんっ!てくらいに、素敵ですよね、『ヒーラー』では。
『奇皇后』でチラと観た時は役柄のせいで、「何やの、このめんどくさい小僧は!?」とスルーしてしまったんですが。わはは。
『ヒーラー』は、ヒロインが大の苦手な女優さんだったので、そうでなければもっと単純に楽しめたかも、の残念なドラマでした。
| 00:34 | - | comments(0) | - |
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